バカねあんた。

攻略法を組み立ててるひまがあったら

優しく口説けばいいじゃないの。

あいつほんとにそう思っちゃってるのに。

あんたみたいなやつに

「自分の欲望のために

　ひとんちの子を利用したりして

　人としてサイテーよね。」

って言って利用するのよ。

あ・ん・た・を。

オマエがサイテーなんだけど

ウ・ソ。言わないと逆にやっちゃうから。

もうお茶目さんなんだから。

ブス～!!!

だって自分だって欲しいもんは欲しいじゃないの。

あんたち同士では助け合ってるつもりでも

結果として生まれてくるのは

男たちの歪んだ欲望の産物。

仮にそれが「最も美しい子」を生み出したとしたら・・・

きっとそうであるがゆえに

あなたたちを決して許したりはしないわよ。

う～ん・・・

目の前にいるでしょ。

「最も美しい」がゆえに

誰からも手を出されず

男たちの欲望の街に近づくことさえなく

そして、その全てを許しはしない。

そうであるがゆえに。

わたしが手ぬるくするわけないでしょ。

「俺が抱いてやる」って？

2５年は遅すぎたわね。

↑＜辛＞のゲイの知り合い。

いちいちバカすぎる。

どこの大学を出たのかしらね。

思えばこの本もこの映画も20年前のあの頃だったわ。

伏見や大木、砂川と出会ったのもあの頃だったわよ。

・・・・・・。

でも驚かないんでしょ？

だってあんたって

なんか知ってるっぽいんだもん。