2024年7月8日月曜日

いいだよお前の心なんてどうでも。鬱陶しい。

 さて、「イノセント」と名付けられた子たちは実は他でもないパレード以後の時代に顕著に問題視された。他でもない「パレード新時代」こそが「イノセント」をもたらしてしまったことになる。結果として彼らは実際に問題視され「当事者にゲイアイデンティティーの獲得が必要だ」という認識を大きく知らしめた形になってしまった。
 ちなみに「イノセント」には「無知」と「無垢」の二重の意味合いがあり、つまりこういうのを「ダブル・ミーニング」double meaning と言う。かつての時代の「同性愛者」たちほど被差別者としての鬱屈した心理を持ちにくいことで、ある意味、パレード新時代の明るい側面と思われた面もある。なぜならあまりに暗い心理は時に病的になって、病んでしまう場合さえあってしまうから。まだ当時の時点だと当事者の実態調査が難航し続け、はっきり言ってろくすっぽ進んではいなかったんだけど、だから良いか悪いかって言う価値評価そのものが正しいかどうかさえ断定できないような現状をしていた。今の君らは私たちみたいにもっと優秀な人たちが長年にわたって地道に調査を続けてくれたことで、情報的にゲイである自分を理解する、っていう問題の解決法が見出されたが、君らが頭がいいからじゃないから。

 ・・・・・・。ウ〜ン。

 ゲイであることを「知る」ってことは、自分が被差別者で人権擁護されるような男であることを「知る」ってことでもあるら。だから「イノセント」っていうのは同時に「無知」でもある。無知であることを純粋だとか明るいいい子たちみたいな勘違いを、実際にパレード以後のすぐ後ぐらいの時代は、してしまった。だからそれは同時に実際に「無知」でもあった。

0 件のコメント:

コメントを投稿

現役引退した直後のスポーツ選手。

現役を引退したのにいまだにグランドに立ってランニングしたり筋トレしたりしてるスポーツ選手に似てる。彼らはそれしか知らないし思いつきもしない。引退後を新しく生きようにも、他に生き方なんて何も知らない。だから今日もグラウンドに立ってランニングをし始める。 干された連中って こう言っち...