追記。

　私の両親はゼロ年代に、大学生だった頃にお寺の住職に厄落としを依頼したらしい。私に内緒で。いくら払ったっておそらくは３〜５万ぐらいだろう。それ以上支払ってたら・・・もっと役に立ってもらう必要がある。もちろん黙って見てるわけがなく、払った分ぐらいは働いてもらおうじゃねぇか、ってことで、ある内容を実は依頼した。

そう。交通安全祈願。

おかげで路駐の駐車違反はいっぱいしたが、

　・・・・・・。ヤクザもん......ろくな人間じゃない......

　事故には遭わず、怪我もしなかった。・・・チッ、あの住職、実はそれなりにゲイ問題への適性が高く、いや、ノンケで既婚なんだけど、日蓮宗だから、しかしG-menの方に適性が高かった。

　もうちょっと説明した方がいいかもしれない。私の家のお墓は山梨県にあって、住んでるのは静岡県の富士山の麓の県境なんだけど、自動車免許も山梨にある教習所に通った。まぁ山梨には身延山っていう日蓮宗の総本山もあるわけだが。

　自動車免許を取得して、しかもオートマ限定だから、割と免許の取得はスイスイ通る人は多い。通ってしまえば細々としたドライブのことは意外と顧みなくなる。その成果はG-menの方に渡されたらしく、いや、私が自分でそうしたのかもしれない、細かい現場のことは人任せにしてたから、そしたらそれが巡って今度は富士市の元警察官が警察を辞めて自動車教習所で働いてたらしい。ゲイなんだけど、２つぐらい歳上らしく、地道に運転指導をしてて、今では割と実績ができて、このままだと偉くなって出世しちゃう。それぐらいまでになった。