ステンレス製のシャワ浣

　SMレザーで話をしても、高級革製品ってこと、そもそも他の人たちにはそれを使わなくても別に何も困んない、っていうそもそも議論が成立しない点がある。だから浣腸とシャワ浣っていう、それはさすがにこっちでも使う、っていうモノで説明することになる。
　シャワ浣のためのステンレス製の器具は医療用の浣腸器やクスコなんかと同等のものになる。医療用はもちろん本格的で値が張る。床屋のハサミといっしょ。それにそこまでこだわるのは＜甲己＞の彼らで、他の人たちにはもっと安いもので割と十分だったりする。しかしいくら安くても、さすがにペットボトルを使ったものだと......要するに興ざめってこと。彼らにはそうなる。でも他の人にはそうじゃない。

　つまりそう言いすぎたってこと。

　単純な意味で衛生上の理由なら、安価な使い捨て製品は最有力候補になるら？でも彼らはそこでも「衛生的にもステンレス製の本格的なもののほうが望ましい」って主張するら。実はそこには彼ら好みの本格・高級志向が紛れ込んでしまってるら。単純な意味での衛生上の問題じゃなくなってるってことに、もう彼らはそれに自分では気がつかないらしい。自分で気がつかないんじゃ他が止めるしかないら。

　「７つの習慣」のフランクリン・プランナーにも典型的なんだけど、他の人たちは値段を見たらあきらめる。あきらめるし、あきらめもすぐつくし、未練も迷いも躊躇もない。キャンパスノートで充分、ぐらいに思ってるみんな。しかし＜甲＞だけは一人で「...ケチるんじゃなかった...やっぱりちゃんとした本格的なやつを買えばよかった...」ってあとで後悔しちゃってる。

　そもそもこれからして、そうとうバカそうな二人に思えてしょうがないら？