やっぱり聞きたくなかったのかしら...

うん。

あ、いっしょにそう思った？

うん。

現状、あたしたちが歩止まりみたいに

一歩も動けず、

うん。

夢も希望もあるんだかないんだか。

このまま無理に付き合おうとするんなら

「こいつでいいか。」ぐらいに

あぁぁぁぁ

言うなぁ

そのほうが長続きするような気がするんだもん。

最も理想的な出会いで？

いや、わたしのせいじゃないし、べつに。

っていうか、むしろ、

わたしのおかげな気がするぐらい。

だからこうやって中間項に

あぁ。

あのぅ、わざとじゃないと思うけど？

は？

でなければ二丁目の＜陽の極致＞なんて

初めから問題になってないはずだし、

でなければ、そもそも

「二丁目は人任せでいい。」って

判断したはずだし。

はぁ～。ああ。

最高の出会いを考えてしまった自分たちのほうが

あぁ？

かえってGay Barのママとなんて

付き合えない、って思ってしまうんじゃ？

そう思っちゃってるんじゃ、フロイト著作集にある、

「夫は決してそのような...」って言って

ベッドに赤いインクをたらした妻の話と...

あぁ～

こう思っちゃってる？