・・・つまり・・・言ってて気がついたわけだが。いや、私が、なんだけど・・・。

　は？

　わかってるもんだと思ってたから。つい。

　は？ついに悪事を白状した！？

　つまり「なぜ法定処刑人のパルマンテと法務書記官のアーサー・ダールトンなのか？」っていう話の、むしろそれをやるための前提の部分がまるで片付いてもいないってこと。

　・・・・・・。あぁ？

　やっぱりわかってないっぽいんだって。なぜ私が自衛隊のガッチリ護衛と付き合わないのか？名古屋にすでにある「そのやり方」を使えば実際にできることなはず。そしてそれをやろうとすれば、今度はゲイコミュニティーの方から「待った」がかかってくる。

　はい？

　なぜならゲイコミュニティーにとっても、「私と付き合うっていう別格の機会の経験値」がゲイコミュニティーに入って来なくなってしまうから。ゲイコミュニティーから見ると「それだとウリを買って慰めて遊んでるにほぼ等しい」って意味に成り下がってしまう。彼氏じゃなくてそれだとウリと大差ないってこと。

　ゲイコミュニティーにも、それ相応にこだわる理由がある、ってこと。

　例えるとね、心情を、近いところから彼氏を見つけようと思って静岡市のゲイと、って思うと、今度は急に富士・富士宮側が気に入らなくなる。理由も同様。「別格の機会の経験値」がまるごと静岡市側にもっていかれて、富士・富士宮の自分の方には入んなくなってしまうから。

　かといって、「そのやり方」を使って富士・富士宮のそこらのゲイとただヤルだけの相手にされちゃうと、彼氏と付き合うっていう種類のこだわりがほぼ無意味になって、ゲイ同士のカップルについての一つの答えと模索がまるっきりなくなってしまう。やっぱりそれはそれで気に入らない。だからこう言ってる。