さ、＜甲＞の肩をもってやったことで

今度は同世代の＜庚＞の男たちのことを

勘違いしちゃってくる。

ねぇ、俺は？俺は？

いいよおまえなんかもうどうでも。

あ、悪い。

うん。

なにおまえメソメソしてんの？

いい歳して。

ブス。

NLGRは一定の基準さえクリアしてれば、

誰でも実行委員長は務まる。

それはシステムが解決した。

一定の基準はおおよそセンター試験の英語で

9割得点。

まともな企業で一人前に働けていれば

必ずしも難しくはない。

しかし・・・現実にはその完成は、

一回り下の世代で完成してしまった。

つまり今の30代ってこと。

だから今の40代の大部分は本当は

まだ過渡期にある。

どうやらそれが本当の現実だった。

今の40代ではまだほんの一握りでしかなかった。

だから「ゲイのメッカ」とまで言われる

新宿二丁目にいても、

同じ水準で同じ想いを共有できる同世代に出会うには

距離、地理の差さえ越えなければならない。

同じ地域にはまだ住んではいない。

まだわかんない？

誰がやっても同じでしかないことは、

無人格のシステムが解決するって。

だから実行委員長になった人は、

自分らしくやればいいってことが。

まだわかんないらしい。