🔰ゲイデビュー科・主任
バディ全盛期ごろの「子供たち」っていうのが、
わたしはまだ彼らとは5つぐらいしか歳がちがわなかったから、
「子供」っていうよりも「弟」ぐらいの
「妹」。
......まぁ、どっちにしろ、彼らの「子供」っていうには
歳が近すぎて、実際に「バディ全盛期の子供たち」って言われているのは、
もっと下回る。パレード新時代のジャンボさえそうじゃなくて、
さらにもっと下回る。およそ15歳前後以上は歳が離れてる。
その子たちっていうのは・・・実は彼らに、つまり親のバディ全盛期に
「白い巨塔」に閉じ込められてしまった。
わたしもそれなりにはそうだったんだけど、
どっちかっていうと暑苦しくて引っ込んでたいわたしとちがって、
男の子の彼らのほうがよっぽど「我慢なんなかった」。
白い巨塔に閉じ込められてしまったことが。
もちろん親世代の彼らは「良かれと思ってそうした」。
むしろ大切に育てられたってこと。
が、その実態は結局、「あの子たち」を「白い巨塔」に閉じ込めてしまい、
汚いもの、穢れたもの、悪いもの、差別や偏見などから遠ざけて守るつもりで、
むしろ彼らのゲイライフを大きく損ねてしまった。
だから彼らはしびれを切らしてしまった。
要するに言うことなんて聞きゃあしねぇってこと。
何もない人生なんかに比べたら、
親のバディ全盛期が「良かれと思って」彼らから遠ざけた、
「AV出演」なんてかえってどうでもいいことでしかなかった。
......自分たちの世代みたいにゲイ業界とズブズブの生き方から遠ざけたかったから......
さもなくば、このままずーっと「白い巨塔」に閉じ込められて、
童貞のままで人生を送らないとならなくなる。
それに比べればAV出演なんて痛くも痒くもなかった。
彼らって実はこう思ってる。
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