



・・・仕事の話すると急にわかんながるらしい・・・。
仕事の中にゲイライフを落とし込んであったら、
仕事の上で確実に予想できるように、
生き方でもそうなっちゃう。
せきねはまぁ、離婚が先だったけど…
無かったことに。
自分でそういう契約しちゃうからでしょ。
あ、あんたって・・・
「薬指の指輪の契約」がそこまでの効力を発揮するって......
もしあたしが、
うん。
「エリートコースの人生を代償に捧げる」
っていう契約を使っても、それだとまだ弱い気がする。
なぜならわたしはエリートコースよりゲイ問題を間違いなく選ぶし、
エリートコースぐらいだったら、
まだ地力でどうにかなっちゃうから。
ステータスぐらいなだけで。手放すことになるのは。
東大卒の肩書きとかのこと。
うん。それぐらい。
....いったんそう言わないとわかんないわね...
わかんない。
仮に契約中だからって、ゲイかノンケか
男か女かに
かかわらず、具体的に誰か<癸>、
あるいは<癸集団>と契約してたとしても、
そこにはその場合、具体的な<人>がいることになる。
「薬指の指輪の契約」っていう意味深でナイーブな契約内容に、
具体的な<人>がいてしまうと、
せきねのなかでその人のことがかなりはっきりと
意識されてしまう。
そうすると、フリでもビジネスライクでも、
その<人>と結婚同然の状態であることを、
どうしたって意識してしまう。
簡単な話で、仕事の都合で、
あたしが二丁目の現場に行ってお水をやらないとならないから、
法務大臣に後ろ盾になってもらって、
つまり☆ゲッシュの契約状態になって、
強い後ろ盾を持ったまま二丁目の現場で
<悪女>の任務をこなす、って言ってる。
ま、この場合は結婚じゃなくて仕事の契約になるわけだけど。
でも現場に行ってそれなりに「危ない仕事」をすることになるから、
逆恨みとかも考えられるし、
うん。
「強い後ろ盾がいる」っていうのは
現場で危ない任務をしてるわたしに
かなり強く意識されることになる。
......互いに愛し合ってるわけでもない結婚同然の状態って、
あんたの本心が拒絶しないでいられるかしら......
そもそも「任務で二丁目の現場に来てる」ってこと自体、
冷戦時代からその手のことをそれなりに知らないわけじゃない、
ゲイコミュニティーの二丁目には、
「任務で来てる」っていうそれだけで
かなり怪しまれて目をつけられてしまう。
もちろんそれだけわたしがやりにくくなる。
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