わたしに演技なんて誰も求めてはいなかった。「G8」のときに。

関係者のなかに、

は？

芝居や演劇のプロまでいて、
そのうえでそう言ってるから、
あたしに芝居なんてはなから期待してないし
求めてもいないだろう、
そういう主旨じゃないらしい、
って思ってたんだけど。
実際にそうだったらしいし。

六本木のLGBT映画祭の上映当日には

参加したんだけど、舞台あいさつで、

あぁ？生意気ブス。

でも肝心の「完成品」は観てなくて実を言うと、

今でも観てないんだけど、

録画したビデオテープはほぼ全部覚えてたから

あんまり意味がなくて。10本以上あるのを。

「これ使うんだろうか...」と思ってただけで。

あたしんちのアパートの前を

ただ歩いてるだけなのに...

いま思うと・・・これ見てたらあたしのこときっと、

旧・同性愛者の人権擁護のほうが

むしろそう思っちゃう、って感じだったっぽい。

おそらく監督がいちばん迷ってたのは

そこだった気がする。

で、べつに知ったこっちゃないんだけど。

もちろんずーっとそう思ってて。

この映画の頃ってどっちかっていうと、

あぁぁ

まだ司法権上の話をしてなくて

どっちかっていうと、行政権上の話を

してた気がする。だからプロデューサーと監督の

両方が揃いも揃って東大卒で、

しかも東大の理系なんだけど、両方とも、

ここでいちばん問題になっちゃってるのって、

やっぱり「旧・同性愛者の人権擁護」の

ことだった気がする。

「パレードとNLGRを前にしてまだそう言うのか？

　自らの運命を選ぶがよい。」

ほら、あたし、かわいいから主演に

選ばれたくちだったから。

お察しします。こんな子ほんとに。

ハハハハハッー。

ほんとはもう前年に東海ACTがNLGRで遊びほうけてて

うん...？

ほんとはそうなるはずなのに、

いちいちそう言っちゃってるぽかったらしいし。