2024年5月18日土曜日

日本に入ってきたのが江戸後期だったから、四柱推命が

 関西でも関東でも言うほど違わないのかもしれない。どうでもよかったって意味で。ただ関西の方が占い全般に関する歴史が古くて、むしろもっといっぱいあって、ありがちな占いの一種ぐらいの受け止め方しかしなかったからかもしれない。
 で、蔵干に関する異論なんだけど、ふつう四柱推命って言われるもので占ったら、

 時 日 月 年    丁巳年
 柱 柱 柱 柱     壬子月
             ---------
 乙 癸 癸 丁     癸丑月 戊辰日 ① 節入り日
 卯 酉 丑 巳          ・  ・
                  ・  ・
 ⚪︎ ⚪︎ 癸 ⚪︎         癸酉日 ⑥ 節入りから6日目

現在判明してる知見を合わせると、月柱の蔵干だけが決まる。私の場合、節入り日が1月6日でその日は奇しくも天地徳合の戊辰日だったんだけど、そこから6日目だから7日目以内になって、蔵干は丑の初期・中期・正期の初期の癸になる。まずはここだけが決まる。
 他は、計算上何の脈略もなく、ただ、それに準じて同じ初期で決まる。上図の⚪︎のところ。

 ・・・・・・。

 他のところが何の脈略もなく、ただ月柱蔵干で決まってしまうことで発生してる異論もある。しかしこれ以外の蔵干の出し方を月柱以外で決めてしまうと、実は逆に計算上矛盾してしまう。だからだったんだけど。一年12ヶ月の季節の移ろいを天干で表していたのが蔵干のはずだから、その意味になるのは12ヶ月の月柱のところだけで、他はその意味になったりはしない。例えば日柱の蔵干をそう考えてしまったら、一日24時間の中での季節の移ろいって、今日は一日中どうしたって春から初夏の5月の気候に決まってて、同じ考えで他の柱の蔵干を出すことができない。癸酉の秋の時間に生まれたって・・・生まれた時刻とさえ矛盾してるら。
 蔵干に関する他の見方っていうのは、他でもない「四柱推命学の完全独習」にさえその観点があって、蔵干を全部出して見る見方もあるにはある。

 乙 癸 癸 丁
 卯 酉 丑 巳
 ---------------------
    
     辛 庚
 乙 辛 己 丙

下線を引いたところがふつう四柱推命で出された蔵干として書かれるところ。こうやって見る場合もあるらしい。
 つまり⚪︎のところは、たまたま出た月柱の蔵干に準じて偶然決まる。いいだろうか?おわかりいただけただろうか?だから蔵干に関する異論や異説は、さらに、各自が典拠にした蔵干表で決まってくる。または変わってくるってこと。しかし、それさえ割と微妙。多くの場合、蔵干が具体的にどうであるか、丑の蔵干だったら癸・辛・己、これらはほぼそうは違わない。おそらくこれ自体はほぼどれもいっしょ。可能性が最も高い異説は、桜の開花予想と同じで、地域差が存在してしまうこと。だからその地域に特に特化した蔵干の日数で蔵干表を作成してそれを典拠にしてたら、若干違ってくることになる。この異説は、北は雪国から南は沖縄まで、梅や桜の開花時期が最大で1ヶ月ぐらいズレることから、逆に説得力のある根拠になってしまう場合がある。
 しかしそれだと、逆算してそもそも正月が全国で最大で1ヶ月ズレるっていうさらなる矛盾をもたらすことになって、やはり意味がなくなる。正月がズレるってことは新年もズレる。
 現実にそれが問題になってしまうのは、そもそも占い以前に、農民歴みたいに地域で農業をしたり河川の増水を時期によって予想する際に、現実にズレと困ることがあってしまう場合。星の運行や位置から考えると日本国内だと逆にそうはズレないと思うんだけど。しかし農業が理由としてあるなら、暦そのものは星の運行で計算した方がむしろ正確になるわけだから、やっぱり暦そのものはこうで当ってる気がする。
 しかも六十干支を使って年・月・日・時を表してるから、長年使われいるうちに個々のイメージが次第に脱色してきて、限りなく記号に近いもんになっていった。元々が同じ字を使って方角を表したり時刻を表したりしてるから、イメージの上でも矛盾する場合があって当たり前でもある。その意味で言うとクリスマスが冬に来るオーストラリアでも占いそのものはできるのかもしれない。

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